Kojimachi Dr.Shiraishi Japanese Osteopathy -since 2009-

 

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科学の眼差し

臨床家として分子生物学を理解するための入門編です。(「鍼灸柔整新聞」連載)

「真実を見つめる」2006年2月

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細胞の構造や運動を支える時、このひも状のActin polymerがバラバラになったり、また互いに集合して束になったりすることで細胞の形が変化できるようになるが、運動器疾患を扱う臨床家にとって、非筋細胞における Actin polymer の重合の様式を知ることは重要である

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「真実を見つめる」2006年1月

我々柔道整復師は外傷に対して保存的治療を行うことから必然的に全ての施術や治療を皮膚上から行うことになる。組織学的にいえば体外からの刺激はどんなものでも、少なくとも、角質細胞層、上皮細胞層、基底膜構造、真皮構造、皮下結合組織構造を経ていることになる。このような組織の中にさまざまな感覚神経、腺組織、自律神経系、脈管系が絡み合っている。このような組織の中で、体外と体内を分ける重要な細胞外基質 ECM; Extracellular matrix が基底膜構造である

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「真実を見つめる」2005年12月

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骨ではコラーゲン以外のさまざまな非コラーゲン性糖蛋白質で骨化が調節されている。我々柔道整復師は、このような糖蛋白質の存在が骨の特性に大きく関与しており、骨折の治癒過程に影響を与えていることを知らなければならない。

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「真実を見つめる」2005年11月

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これまでサイトカインや接着分子について蛋白質を中心に話をすすめてきたが、細胞と細胞外基質の化学反応に対する糖鎖の関与について述べたい。

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「真実を見つめる」2005年10月

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CAM(cell adhesion molecule)細胞接着分子 は、それらの分子形態と特性から、およそ5群に分けられている(Fig. 2)。これらの CAM は、細胞の目とも腕とも言い換えることができる。血球細胞に限らず、すべての細胞はこのような細胞膜上に顔を出している分子群で会話しているのである。

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「真実を見つめる」2005年9月

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腱や靭帯を合成している線維形成細胞も、様々なタイプの integrin を解して、自らが合成した細胞外基質と結合している。この結合様式に異常が生じると細胞は正常な挙動から外れることになる。正常な営みをしなくなる点ではがん細胞と同じともいえる。
このような作用をもつ integrin は、われわれ柔道整復師の仕事に深い関係を持っている分子である。

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「真実を見つめる」2005年7月

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インテグリン Integrin は, 細胞表面にある接着分子のひとつで、細胞外のさまざまなリガンド Ligands と結合することができる。このインテグリンと呼ばれる細胞膜貫通型分子は、当初、フィブロネクチン Fibronectin のレセプター Receptor として同定されたが、その後、他の多くの細胞外基質分子(コラーゲン Collagen やラミニン Laminin など)とも結合を示すことがわかり、1つのインテグリンスーパーファミリー Integrin super family という捉え方がなされている

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「真実を見つめる」2005年6月

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肩関節の棘上筋腱断裂はいわゆる腱板 rotator cuff を構成する腱の損傷である。その治療には臨床的にも解剖学的にも深い知識と経験が要求される。損傷した腱の断端では、この myofibroblastが良いことにも悪いことにも働く。

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「真実を見つめる」2005年5月

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創傷治癒においては、その傷が治癒するまでを大きくIII期に分けている。それら I, 炎症期、II, 肉芽形成期および再上皮化期、III, 再構築期またはマトリックス形成期において、いわゆる細胞増殖因子 cell growth factor が、それぞれの期でさまざまな因子が働いている

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「真実を見つめる」2005年4月

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このシリーズで、柔道整復の業務に関係が深い結合組織の治癒では、サイトカインと呼ばれる細胞が合成分泌する物質(分子)の仕組み(サイトカインネットワーク)を知ることが重要であることを述べた。神経の損傷と修復のメカニズムを理解する上でもサイトカインの働きを知ることが重要になる

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