ECM
「真実を見つめる」2006年1月
我々柔道整復師は外傷に対して保存的治療を行うことから必然的に全ての施術や治療を皮膚上から行うことになる。組織学的にいえば体外からの刺激はどんなものでも、少なくとも、角質細胞層、上皮細胞層、基底膜構造、真皮構造、皮下結合組織構造を経ていることになる。このような組織の中にさまざまな感覚神経、腺組織、自律神経系、脈管系が絡み合っている。このような組織の中で、体外と体内を分ける重要な細胞外基質 ECM; Extracellular matrix が基底膜構造である
「真実を見つめる」2004年10月
柔道整復師はヒトの体に関わる科学者の一人であり、生命現象の理解の基本は分子の世界に置かれるべきである。すべての生命現象が科学的に解き明かされているのではない。しかし、だからといって科学的に解き明かす努力を怠ってはいけない。