2010年9月23日(木曜日・祝日)「脊椎のX-P. MRI 画像解析の実際、および脊椎に対する手技治療の講義と実技」
8月に開催する予定でしたが、会場の都合で9月になってしまいました。多くの方々から8月のセミナー開催について問い合わせをいただきました。準備が遅れて申し訳ありませんでした。先ずもってお詫び申し上げます。 午前は、これまでのミクロの世界からマクロの世界へ進みます。森倫範先生(東京医科大学大学院医学研究科博士課程)には、臨床に目指した肉眼解剖学に関する報告をしていただきます。 そして、いよいよ臨床の世界に入り込みたいと思います。画像解析が進化する中、脊柱の臨床に関する医学的な理解も変わりつつあります。いわゆる肩こりや背部痛と診断されている方々のX-PやMRI画像を基に、これらの画像の実践的臨床的理解の仕方を、形態学・組織学の角度からお伝えします。 加えて、当院で行っている頸部・背部症状に対する治療法を一部紹介します。実例を示すことで、一見、根性症状や脊髄症状がなくても、将来的に危険な状況にいらっしゃる患者さんが比較的多いことをご理解いただけると思っています。 更に、脊柱側彎症(成長期特発性、および成人性)に関する徒手検査法と画像の基礎的理解をお示しします。成長期側彎症に対する装具として、現在、国内で主流の装具になっているボストン型装具の実物も見ていただきます。加えて、未だ日本には導入されていない SpineCor brace (Functional brace のひとつ)についても紹介いたします。当院で試みている運動療法を動画で紹介し、側彎症(成長期・成人性)における装具療法と運動療法の必要性について正しい知識を持っていただきたいと考えています。 午後からは、頸部、胸部を中心に、脊柱に対する手技治療の実際について実演を行い、皆様に技術を習得していただきます。現在、国内外にはさまざまな手技治療法がありますが、アプローチする方法は違っても、結果的には、ほぼ同じ反応(効果)を導き出そうとしていることも理解していただけるものと思っています。 手技治療の臨床を強く意識した解剖や組織学的研究から導き出された安全で効果的な技術としてお伝えします。 セミナー内容1、解剖ゼミ報告・・・森倫範先生(東京医科大学大学院医学研究科博士課程) 2、頸背部痛 X-P, MRI 画像の臨床的解析 3、上位頸椎の機能解剖; 椎骨動脈・上皮組織の機能と解剖の重要性 4、特発性脊柱側彎症の診察法・運動療法の動画と経過観察報告; 休憩・昼食 5、脊柱の徒手検査法; 頸背部と脊柱側彎症を対象に行います。 6、上位頸椎と胸椎の運動性改善のための安全な治療手技の実際 7、質疑応答(充分な時間を取りたいと思います。今回のセミナーの内容に限らずご質問ください) * 実技を行いますので動いやすい服装でいらしてください。白衣や実習着でなくても結構です。
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講師 白石洋介(医学博士;名古屋大学医学系研究科) 帝京平成大学 池袋キャンパス ヒューマンケア学部 柔道整復学科 順天堂大学医学部解剖学第一講座協力研究員 麹町白石接骨院(社団東京都柔道接骨師会卒後研修機関)施設長 E-mail: wa23584@fb4.so-net.ne.jp
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◆日 時: 2010年9月23日(木曜日・祝日) 10:00~16:00 ◆場 所: 財団法人 総評会館 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11 TEL:03-3253-1765 http://www.sohyokaikan.or.jp◆アクセス: ● 地下鉄・・・丸ノ内線/新宿線をご利用の方は地下道を通り、千代田線方面へ 東京メトロ 千代田線 新御茶ノ水駅 B3出口 (徒歩0分) 丸ノ内線 淡路町駅 B3出口 ※ (B3出口まで徒歩5分) 都営地下鉄 新宿線 小川町駅 B3出口 (B3出口まで徒歩3分) ※B3a出口は違う方向へ出ますのでご注意ください。 ● JR JR中央線・総武線 御茶ノ水駅 聖橋口 (徒歩5分) ◆定 員: 50名(今回は実技を行いますので、定員制限させていただきました) ◆受講料: 一般:13,650円(税込),学生:10,500円(税込)◆受講ご希望の方は、 1)セミナー日 2)氏 名 3)所 属 4)連絡先所在地 5)連絡先メールアドレス ・・・を記載したメールを、下記アドレス宛てにお送りください。 折り返し、事務局より、お申し込み方法をメールでご連絡いたします。 ◆お申し込みメール送付先(麹町セミナー事務局): koujimachi_jimu@yahoo.co.jp |