「真実を見つめる」 2004年4月
私達は医療従事者の一員として、医師や他のコ・メディカルスタッフと共に国民の健康に貢献している。私たちを含め医療に従事する人たちは、その為の特別な教育を受けている。学校では基礎医学として解剖学で人体の構造を学び、生理学で生体の営みを学び、病理学で疾病のなんたるかを学んだ。そして専門職としての技術を身につけている。しかし、その知識や技術に近代科学としての裏付け(エビデンス)があるだろうか。
これまでの専門学校で行われてきた教育は国家試験合格の目的であり、現在、我々柔整は医療界にあってもっとも勉強しない医療従事者としての烙印をおされている。昨年末に我々柔整会の役員研修会で医科学性の追求と近代科学を元に科学的視点に立った柔整学の構築が急務であることを述べた。その基本は人間の身体を科学の対象としてあくまでも客観的に見るということである。・・・・・以後割愛
参考文献: 大塚 吉兵衛・安孫子 宣光共著: 医歯薬系学生のためのビジュアル生化学・分子生物学、日本医事新報社 1997年