Kojimachi Dr.Shiraishi Japanese Osteopathy -since 2009-

 

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2011年「第 6 回麹町セミナー in 東京都立産業貿易センター(浜松町)」平成23年8月28日

 「第 6 回麹町セミナー in 東京都立産業貿易センター(浜松町)」平成23年8月28日

10:00~11:30「足病医学 -足から健康を考えよう-」恒川秀紀准教授 (浜松大学)

病医学とは,“足”は脳から一番遠い部位であり,華麗で繊細な“手”と比して地味な部位です。足は常には意識の対象からは外れています。しかし,靴の中に ほんの小さな石が入っただけで歩くことが困難になります。また,日常的に遭遇する鶏眼(タコ),胼胝(ウオノメ),外反母趾等に対処するために市中のド ラッグストアには足に関する商品が氾濫している事をみても,いったん事が起きれば関心が一気に足に集中することが分かります。さらに,なんとなく自分の足 の形状に自信が持てない,O脚・X脚で密かに悩んでいる人が多く存在するのも事実です。足病医学とは,歩行など基本動作をバイオメカニズムの観点から解析 し,歪みの対処法を考える保存療法学です。足部のアライメント(骨配列)の乱れがマルアライメント(足部の歪みが荷重関節に悪影響を及ぼす)を引き起こ し,様々な症状を引き起こすことが分かっています。足部のアライメント(骨配列)が身体各部に与える影響が問題なのです。足病医学では,「人の発育発達の ポイントとなる時期に,アライメント補正に関し何らかの人為的処方を施さないと,下肢の形状,LHA(Leg-Heel alignment) の状態と共に neutral には至らず,心配な状況に陥る。」と捉えています。LHAに関する記述は少数ですが,FOOT AND ANKLE PAIN Edition 2:Rene Cailliet 1972によれば,以下のように記載されています。LHAは過荷重,過負荷によって簡単に破綻する部位なのです。残念ながら、現状、本邦では足を学ぶ教 育・研究機関が殆どありません。今回のセミナーで是非皆様に「足病医学」の重要性を知っていただきたいと願っています。

11:30~11:50 質疑応答

11:55~12:30
 「日常臨床で有用な脊柱の医学的鑑別診断法の実際 -脊柱側彎症例 X-P,,腰部 MRI 画像の見方含む-」
 白石洋介(帝京平成大学)

脊 椎に由来する疾患は、柔整の臨床として重要な位置を占めます。脊柱の画像から何を読み取るかによって治療方針も変わりえます.患者さんが訴える症状から原 因を特定するためには徒手検査の精度を上げなければなりません。今回は胸~腰部を中心に,脊柱の変形や彎曲のとらえ方について実践的な医学的徒手検査法を 中心に症例を示しつつ、形態学的視点から X-P, MRI 画像の捉え方を解説します。単に整形外科的な徒手検査法を示すのではなく、柔整の徒手治療に結びつける捉え方を示します。疾患の原因を特定することは、多 角度からの視点が必要で、且つ鑑別技術の背景に医療従事者としての確かな責任(多くの経験と知識)が求められることを知っていただきたいと思っています。 参加者の方々のニーズに答えながら進めたいと考えております。

12:30~12:40 休憩

12:40~13:40
ランチョンセミナー

「外傷の保存療法の専門家としての柔整の在り方 -教育者としての提案-」

特別講師 川崎一朗教授 (帝京短期大学)

柔 整師の理論的な頭脳構造と日常の診療における技術水準が、社会から認めてもらえるところになければ国民の保険に関わる社会保障の一角を担うなどといえるも のではありません。ポストゲノム時代の医療系国家資格としての水準に到達しているものが小数派であれば、国民の理解も安心も得られるものではありません。 このような水準を担保するためには、教育を進化させるしかありません。経験的な施術・手技から柔道整復術独自の統一理論に裏打ちされた医科学的学問へと発 展・展開させるためには、資格境域の改革は急務であると捉えています。歴史的に培ってきた経験則を大事にしつつ,更に技術に対する理論的な展開の糸口を見 つけることに重点を置かなければなりません。そのためには,現代的な感覚を十二分に加味するようにしながらも,思い切って自由な発想で科学としての柔道整 復学を追求する時代に入るべきではないかと考えています。今回のセミナーで、柔整の臨床と教育を行う立場で外傷の科学的保存療法の専門家育成に関する考え を述べたいと思います。

13:40~13:50 質疑応答

13:50~14:00 休憩

14:00~16:00  -実 技-
成長期特発性脊柱側彎症の運動療法に対するエビデンス のある運動療法 (SOSORT:http://www.sosort2011.com/) の紹介
-進行予防のための運動療法の必要性と有用性を知るために脊柱側彎症のための運動療法
麹町白石整骨・接骨院における運動療法の取組み

白石洋介(麹町白石整骨・接骨院)

我 が国の成長期特発性脊柱側彎症に対する治療の中心は彎曲した脊柱を外科的に矯正するところに置かれています。小学校の側彎検診で疑いが見られた時、専門医 と呼ばれる医療機関を受診します。ところが多く場合、X-P の検査をした後、まだ角度が少ないですから3ケ月後に再検査にきてください、それまでは側彎症のことは気にしないで、なんでもして過ごしてください。多く の例では進行する場合は何をしても進行しますし、進行しないものは何もしなくても進行しませんから・・・と言われるのです。その後、進行すれば治療ガイド ラインに沿って、Cobb 角の進行によって装具が装着され、それでも進行が止まらないで Cobb 角40度を超えると外科的な対応を考慮することになります。しかし、ヨーロッパでは脊柱側彎症に対して運動療法が積極的に行われています。Cobb 角の進行を十分に抑制していることが、統計学的に示されています。前回の麹町セミナーでヨーロッパの脊柱側彎症に対する現状をSOSORT(学会)の内容 を基にお伝えしました。運動療法が当然のように実施されている国が沢山あることを知っていただけたことと思います。日本の特発性脊柱側彎症に対する対応が 遅れていることもご理解いただけたことと思います。
今回はそこから発展して、SOSORT で得られている側彎進行予防に対するエビデンスのある運動療法と麹町の施術所で行なっている運動療法や手技療法を施術所のスタッフ総出で具体的にお伝えし ます。ここでは実技中心になります。ご参加の方々は体を動かしやすい服装と床敷き用のバスタオル等を用意してお越しください。

16:00~16:30 総合質疑応答 (症例相談含む)

◆日 時: 2010年8月28日(日曜日) 10:00~16:00
◆場 所: 都立産業貿易センター浜松町館 第1-2会議室
(JR浜松町駅より徒歩5分)
◆定 員: 80名(定員になり次第、締切とさせていただきます)
◆参加費: 一般13,500円、学生3,500円 (今回は実技があるので学生のみ減額となります。)
参加費の一部は、東日本大震災で被災された方への支援や復興に役立たせてるべく義援金として寄付いたします。

◆受講ご希望の方は、タイトルを「8.28セミナー」として
1)氏 名
2)出身養成学校
3)所 属
4)連絡先所在地
5)連絡先メールアドレス
を記載したメールを、下記アドレス宛てにお送りください。
折り返し、事務局より、お申し込み方法をメールでご連絡いたします。

◆お申し込みメール送付先(麹町セミナー事務局): koujimachi.shiraishi.jimu@gmail.com

★お問い合わせ先:麹町白石接骨院 Tel: 03-6268-9453/担当:菅原